5、うつ病の薬【SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)】について
こんにちは、今回は抗うつ薬の5グループ目の薬SSRIについて書かせていただきます!
現在気分が低下しているなどの理由で内科や心療内科に受診した場合、おそらく初めに処方される薬はこちらのグループの薬のうちのどれかだと思います!
()内の名称は成分名です。
パキシル(パロキセチン)
デプロメール、ルボックス
(フルボキサミン)
ジェイゾロフト(セルトラリン)
レクサプロ(エスシタロプラム)
※デプロメールとルボックスは製造販売メーカーが異なるために名称が違いますが、同じ薬です。
★メリット
安全性が高い!
致命的な中毒症状を起こしにくいです。
三環系、四環系抗うつ薬に比べて副作用が少ない!
口渇、便秘、排尿障害の副作用の強度が弱まっています。
気分の改善以外にも効く!
強迫性障害(何度も手を洗ってしまったり、鍵閉めたかとても気になったり、火消したかとても気になったりというような症状がでる病気)
パニック障害(突然起こる動悸、発汗、息苦しさ、強い不安感が発現する病気)
社会不安障害(ある特定の状況や人前で何かをする際に強い不安感や恐怖感がでる病気)
等にも効果があるものがあります!
☆デメリット
効果発現が遅め!
継続して2〜4週間ぐらい使用しないと効き目を実感できないことが多い。
飲み始めに気持ち悪さ、眠気を感じることが多い!
自分が皆さんに使用感を伺った印象としては半分以上の方が飲み始めに気持ち悪さと眠気を感じているようでした。
しかし、我慢できないほどの方はまれで、症状自体も4日前後で収まってくる方がほとんどでした。
イライラ感を感じることがある!
使用開始時と増量時にイライラ感を感じる方がいます。
頻度としてはそれほど多くない印象です!
突然飲むのをやめると体調を崩す可能性あり!
気分低下が改善しても急に服用中止すると再発したり、離脱症状と言って頭痛、ふらつきの副作用がでる可能性があります。
そのため徐々に減らしていってやめるという手順を踏む必要があります。
併用できないサプリメントがある!
併用することで危険な副作用を引き起こす可能があるサプリメントがあるので、サプリメントや健康食品を併用したい場合は医師または薬剤師に相談した方が安全です。
まとめ
効き目もいいし、副作用も致命的なものが少ないのでとてもおすすめの薬です。
ただし減量や中止は主治医とよく相談しながら行う必要があります!
明日は6番目のグループのSNRIについて書かせていただきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!