心療内科の薬剤師の勉強ブログ ~うつ病の薬を中心に~

こんにちは心療内科の薬剤師です。自分の勉強の為に薬について書いていこうと思っています。書いた内容がみなさんのお役に立てば嬉しいです。知りたい内容等ございましたらお調べして数日中に記事にさせていただきます。自分としても勉強になるのでぜひお気軽にコメント下さいませ。

☆抗不安薬5つめのグループ 非ベンゾジアゼピン系について☆

こんにちは、本日は抗不安薬最後のグループの非ベンゾジアゼピン系について書かせていただきますのでよろしくお願いします!

()内の名称は成分名です。

 

セディール(タンドスピロン)

アタラックス(ヒドロキシジン)

 

★メリット★

依存を起こしにくい!

 

ベンゾジアゼピン系を使用できない人にも使える!

副作用や効果が出ないなどの理由でベンゾジアゼピン系の抗不安薬を使用できない人も使用できます。

 

☆デメリット☆

効果が弱め!

一般的にベンゾジアゼピン系と比べると効果は弱めです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日からはADHDについて書かせていただきますのでどうぞよろしくお願い致します!

☆抗不安薬の4つめのグループベンゾジアゼピン系超長期作用型について☆

こんにちは本日はベンゾジアゼピン系超長期作用型について書かせていただきます。

()内の名称は成分名です。


うつ病の人に言っていいこと・いけないこと (健康ライブラリーイラスト版)

 

【高力価型】

レスタス(フルトプラゼバム)

メイラックス(ロフラゼプ)

メレックス(メキサゾラム)

 

【低力価型】

セレナール(オキサゾラム)

 

★メリット★

1日の服用回数を減らせる!

 

不安感やイライラ感の発現を予防できる!

 

☆デメリット☆

日中の眠気、ふらつきに注意が必要!

 

使用感

実際に使用している方に聞いたところ半日から1日効果を実感できている方が多いです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日は抗不安薬5つめのグループ非ベンゾジアゼピン系について書かせていただきますのでよろしくお願いします!

☆抗不安薬3つ目のグループベンゾジアゼピン系長期作用型について☆

こんにちは、本日は抗不安薬の3つめのグループの薬であるベンゾジアゼピン系長期作用型について書かせていただきます。

()内の名称は成分名です。

よろしくお願いします。

 

 

 

【中力価型】

セルシンホリゾンジアゼパム

 

セパゾン(クロキサゾラム)

 

セルシンホリゾンは販売元が違う為に名称が異なりますが、同じ成分の薬です。

 

【低力価型】

コントール、バランス(クロルジアゼポキシド)

 

レスミット(メダゼパム)

 

メンドン(クロラゼプ酸ニカリウム

 

 

★メリット

1日の服用回数を減らせる!

 

依存者の離脱に使える!

抗不安薬の回数を多く服用してしまう依存の方は、長期作用型に切り替えることにより、依存から抜け出せる可能性あり!

 

☆デメリット

日中の眠気、ふらつきに注意!

 

使用感

作用時間は24〜50時間程度とされていますが、使用している方のお話を聞くと、半日ぐらい効果を実感できている方が多い印象を受けました。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日は、抗不安薬ベンゾジアゼピン系超長期作用型について書かせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します!

 

☆抗不安薬の2つめのグループベンゾジアゼピン系中期作用型について☆

こんにちは、本日は抗不安薬ベンゾジアゼピン系中期作用型の特徴について書かせていただきます!

()内の名称は成分名です。

それでは、よろしくお願いします!

 

【高力価型】

ワイパックスロラゼパム

 

コンスタン、ソラナックスアルプラゾラム

 

エリスパンフルジアゼパム

 

※コンスタンとソラナックスは販売元が違う為に名称が異なりますが、同じ成分の薬です。

 

【中力価型】

レキソタンブロマゼパム

 

 

★メリット

 

発作時にも発作予防にもバランスよく使える!

 

高力価のタイプは効き目がとてもよい!

 

☆デメリット

日中の眠気に注意!

 

口渇、便秘の副作用に注意!

 

使用感

個人差はありますが、中期作用型は、6〜24時間効くとされています。
私が実際に使用している方たちに聞いた作用時間の印象としては、6時間程度効果を実感できている方が多かったです!

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日は抗不安薬ベンゾジアゼピン系長期作用型について書かせていただきます。

どうぞよろしくお願い致します!

 

 

☆抗不安薬の1グループ目ベンゾジアゼピン系短期作用型について☆

こんにちは、本日は抗不安薬5グループの内の1グループ目であるベンゾジアゼピン系短期作用型について書かせていただきます!

 

ベンゾジアゼピン系の薬は作用時間と力価(強さ)によって分類されます。

 

ベンゾジアゼピン系短期作用型

【高力価型】

デパスエチゾラム

 

【低力価型】

リーゼ(クロチアゼパム)

コレミナール(フルタゾラム)

 

 

★メリット

頓服として使いやすい!

頓服とは症状がある時のみ使用する服用方法のことです。

作用時間が短いのでピンポイントで使えます。

 

☆デメリット

連用後に急にやめると再発する可能性あり!

長期に渡り連用している方は急にやめると反跳性不安と呼ばれる不安感が再発する可能性があります。

 

我慢する必要はありませんが、必要最小限で使用した方がよいです。

 

その他の特徴

実際に使用している方たちのお話を聞くと、効き目は服用30分ぐらいで現れて、2〜6時間程度効果を実感できるとのことでした。

 

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

明日はベンゾジアゼピン系中期作用型について書かせていただきますのでどうぞよろしくお願い致します!

 

抗不安薬(安定剤)について

こんにちは、本日は抗不安薬いわゆる安定剤について書かせていただきます。

 

安定剤は5グループに分けられます。

 

1、ベンゾジアゼピン系短期作用型

 

2、ベンゾジアゼピン系中期作用型

 

3、ベンゾジアゼピン系長期作用型

 

4、ベンゾジアゼピン系超長期作用型

 

5、非ベンゾジアゼピン

 

以上の5グループです。

作用時間と強さを考慮して薬が選ばれます。

 

主に不安感、イライラ感、パニック発作、緊張に使用されます。

 

 

明日はそれぞれの特徴を、書かせていただきますのでどうぞよろしくお願い致します!

☆その他の眠剤について☆

こんにちは。

本日はその他の眠剤について書かせていただきます。

 

ロゼレム

 

★メリット

 

依存性がほぼ無いとされている!

 

体内時計を整える効果があるとされている!

 

 

☆デメリット

 

効果はやさしめです。

 

抗うつ薬フルボキサミン等併用できない薬がある!

 

 

その他の特徴

他の眠剤と組み合わせで使用している方が多い印象です。
高齢者の方も使いやすいです。

 

 

ベルソムラ

 

★メリット

 

依存性がほぼないとされている!

 

自然に近い眠りになる!

薬で無理やり眠くさせるのではなく、起きていようとする作用を弱めるので、他の眠剤に比べて自然な眠りに近い使用感です。

 

☆デメリット

 

抗生剤のクラリスロマイシン等併用できない薬がある!

ベルソムラ使用中に他の病院から怪我や風邪症状などで抗生剤が処方される場合がありますが、処方医の医師の見落としによるものなのかクラリスロマイシンが処方されることが多々あります。

お薬手帳を使用している方であれば薬局で気が付いて問い合わせの上抗生剤が変更になりますが注意が必要です!

 

その他の特徴

使用している方のお話を聞くと、ベルソムラはよく効く人と、まったく効かない人との両極端な印象があります。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

眠剤については本日で終わりです。

明日は抗不安薬について書かせていただきます。

どうぞよろしくお願い致します!