☆ベンゾジアゼピン系の眠剤について☆
こんにちは、本日は一番よく使用されるベンゾジアゼピン系の眠剤について書かせていただきます。
作用時間の違いにより4つの型に分けられます。
()内の名称は成分名です。
超短期作用型
ハルシオン(トリアゾラム)
★メリット
翌朝眠気が残りにくい!
寝付きの改善に効果的!
☆デメリット
夜中何度も起きてしまう人には効き目が短い可能性あり!
服用後、寝付くまで、もしくは夜中起きた際のできごとを記憶していないことがある!
使用感
使用している方たちのお話を聞くと、平均して2〜4時間ほど効いているような印象を受けました。
短期作用型
デパス(エチゾラム)
レンドルミン(ブロチゾラム)
リスミー(リルマザホン)
エバミール、ロラメット(ロルメタゼパム)
★メリット
寝付きにも夜中起きてしまう症状にもバランス良く効く!
☆デメリット
夜中トイレに行く際のふらつきに注意!
使用感
使用している方たちのお話を聞くと平均して6時間前後効いているような印象を受けました。
中期作用型
サイレース(フルニトラゼパム)
ユーロジン(エスタゾラム)
ネルボン、ベンザリン(ニトラゼパム)
ドラール(クアゼパム)
★メリット
夜中起きてしまう方に効果的!
☆デメリット
夜中トイレに行く際のふらつきに注意!
翌朝の眠気に注意!
ドラールは食事の影響をうける!
ドラールは食後に服用すると日中の眠気が強くでる可能性が高いので使用は食後1時間は避ける必要がある!
使用感
使用している方のお話を聞くと6〜8時間程度効いているような印象を受けました。
長期作用型
ダルメート(フルラぜパム)
ソメリン(ハロキサゾラム)
★メリット
中期作用型を使用しても夜中起きてしまう方に効果的!
☆デメリット
日中も眠気が出る可能性が高い!
長期作用型を使用している方は他のお薬で効果不十分だった方にしかお会いしたことがないです。
他の眠剤、短期作用型等と併用している方も多いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日は眠剤3つめのグループであるバルビツール酸誘導体について書かせていただきます。
よろしくお願いします!
☆非ベンゾジアゼピン化合物について☆
こんにちは。
本日は眠剤の1つ目のグループの非ベンゾジアゼピン化合物と呼ばれる薬について書かせていただきます!
()内の名称は成分名です。
マイスリー(ゾルピデム)
アモバン(ゾピクロン)
ルネスタ(エスゾピクロン)
メリット
安全性が高い!
ふらつきの副作用が少ない!
上記の理由から高齢者にも使いやすい!
デメリット
マイスリー効き目が短いので夜中起きてしまう方は効果不十分な可能性あり!
アモバン、ルネスタで口の苦味の副作用あり!
使用している方のお話を聞くと、口の苦味は八割ぐらいの方が感じているような印象です。
メーカーに対応策を聞いたところ歯磨きやうがいで対応するしかないようです。
不快感はあるが、害ではないとのことでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日はベンゾジアゼピン系の眠剤について書かせていただきます。
どうぞよろしくお願い致します!
☆心療内科でよく使われる薬(催眠、鎮静薬(眠剤))の4グループ☆
こんにちは、本日は眠剤について書かせていただきます。
大きく分けて4グループあります。
非ベンゾジアゼピン化合物
ベンゾジアゼピン系
超短期作用型
短期作用型
中期作用型
長期作用型
バルビツール酸誘導体
その他
以上よ4グループの薬を症状に応じて使い分けたり併用したりしています。
それぞれの特徴は明日書かせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
☆心療内科でよく使われるその他の薬たち☆(スルピリド&気分安定薬2)
こんにちは、今回は前回の続きとして気分安定薬について書かせていただきます。
()内は成分名です。
気分安定薬とは!
気分の波や感情の起伏を安定させるような薬のことです!
リーマス(炭酸リチウム)
テグレトール(カルバマゼピン)
セレニカ、デパケン(バルプロ酸)
ラミクタール(ラモトリギン)
ビプレッソ(クエチピン)
★メリット
しっかり服用することで再発予防になる!
プラスアルファの効果をもつものが多い!
☆デメリット
眠気、ふらつきの副作用をもつものが多い!
特異的な副作用を持つものがある!
プラスアルファの効果について
リーマス(炭酸リチウム)
テグレトール(カルバマゼピン)
セレニカ、デパケン(バルプロ酸)
気分の波の他にもてんかんや偏頭痛の予防にも効果的!
ラミクタール(ラモトリギン)
てんかんにも効果的!
特異的な副作用について
リーマス(炭酸リチウム)
血中濃度が上がりすぎると頭痛や吐き気の副作用が出る。そのため食事や水分の摂取不足時や汗をたくさんかいて脱水気味のときは注意!
ラミクタール(ラモトリギン)
しっかりとした継続服用や増量のタイミングに注意が必要な薬です。
飲み忘れが多かったり増量のタイミングが早いと発疹、発熱、目の充血等の症状からはじまり、その状態を放置すると重篤な副作用となる可能性があるので、そのような症状が出た場合は速やかに主治医に相談する必要があります。
正しく使用すればとても効果的で、いい薬です!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日からは眠剤について書かせていただきますので、どうぞよろしくお願い致します!
☆心療内科でよく使われるその他の薬たち☆(スルピリド&気分安定薬1)
こんにちは。
今日はうつ病の治療薬主要7グループ以外のよく使用される薬について書かせてもらいます。
ドグマチール(スルピリド)
こちらの薬は効果がやさしめの気分を回復させる薬です!
若い人から高齢者まで幅広く使えるのが特徴です。
気分を回復させる他にもいくつか効き目があります。
たとえば胃薬としての効果や食欲不振の症状を改善させるといったものが代表的です。
安全性が高く使いやすい薬ですが注意点もあります。
副作用として乳汁がでたり女性の方の月経不順といったものがあります。
また、食欲が回復しすぎてしまったことによる体重増加にも注意が必要です。
その他に体が動かしにくく感じるといった副作用もありますが、服用中止にて改善しますので、使用してみて気になったら相談してみるといいでしょう。
明日は気分安定薬について書いてみます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
7、うつ病の薬【NaSSA(ノルアドレナリン作動性特異的セロトニン作動性抗うつ薬)】について
こんにちは、本日は主要抗うつ薬7グループの最後やグループであるNaSSAについて書かせていただきます。
よろしければご覧下さいませ。
()内の名称は成分名です。
リフレックス、レメロン
(ミルタザピン)
製造販売メーカーが異なるためにリフレックスとレメロンという2つの商品名がありますが、同じ成分の薬です。
★メリット
効き目がしっかりでる!
5グループ目のSSRIや6グループ目のSNRIとほぼ同等の効果が期待できます。
効き始めが比較的早い!
不眠症も改善してくれる!
☆デメリット
日中の眠気に注意が必要!
自分がお話をきいているかぎり、生活に支障をきたす程の眠気が出るかたはまれです。
体重増加に注意!
使っているかたのお話を聞いた印象としては2kg弱ほどの体重増加は結構起こるようです。
まとめ
気分低下、不眠症の症状がある方はこちらを使用すればどちらの症状にも効きます!
しかし日中の眠気や体重増加に注意!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
明日からは睡眠導入剤について書かせていただきます!